OpenAIが新しいAI、GPT-4を発表
OpenAIが新しいAI、GPT-4を発表しました。これまでのGPT-3.5よりも学習するためのデータ量が桁違いに増え、かなりいい加減なことや間違ったことを言う確率が激減したそうです。GPT-4では、司法試験でも通るようなレベルになっているということです。また、一般ユーザーが使えるトークンと呼ばれるAIの短期記憶のメモリも増え、ユーザーごとに割り当てられたメモリーは約3万2000文字になりました。これにより、データ量的にも、文庫本で50ページぐらいのデータを一気に入れることができ、本一冊だったら簡単なリクエストで書いてくれるレベルになっています。
GPT-4になって変わった点
画像を認識することができる
GPT-4は記憶力が非常に上がりました。それは人間の短期記憶レベルのことができるようになり、画像を見せたときにその画像がどのような意味を持っているのかを理解できるようになってきました。例えば、iPhoneにRGBコネクターみたいなケーブルを挿している場合、そのRGBケーブルをiPhoneに挿しているのがおかしいといったことを理解できます。首の長いシマウマの写真を見て、「この写真はコラ画像だ」という風にも判断できます。
司法試験にも合格し、数学の問題なども解けるように。
GPT-4は、数学の図形問題や物理・科学の問題も解けるようになってきています。
利用できる範囲はまだ一部のみ。
GPT-4のAPIを早く試したい人は、ウェイティングリストに登録することができます。また、チャットモードで使うためには、ChattyGPT+という米国在住のユーザーとウェイティングリストリクエストリストに登録している方が月額固定で24ドルで入ることができます。
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活躍する分野
教育分野で活躍を期待
GPT-4に関しては、教育現場でも話題になっており、子供の幼児教育にも使えると考えられています。英語、ドイツ語、スペイン語、中国語なども勝手に話してくれるため、小中学校ぐらいのお子様と日本語以外でずっと会話をしてくれます。
これまで以上に誤りがかなり訂正されたため、GPT-4は知能テストで120以上のレベルの問題を解けるようになっています。これは、誤り訂正問題や並べ替え問題など、IQテストで出題される問題にも応用できると思われます。
GPT-4は、マルチモーダル化も発表されましたが、現在はまだ一般ユーザーは使えません。しかし、今後の発展を期待する声が高まっています。
高齢者などに最適なアシスタント機能にも期待
GPT-4がアシスタントとして使われることも期待されています。イヤホンのようなスマートなイヤホンを使って、ここにアシスタントがいてマルチモーダル化が進むということで、GPT4が会話をしてくれるようになりました。これをつけていると、高齢者などはずっと話し相手になってくれる相手ができて、ボケ防止になるかもしれません。また、子供はAIに教育させることも可能になると思います。
AIの進化による一般的な利用
今後、ChatGPTが一般利用されるシーンは幅広く増えてくると思います。
例えば、ビジネスシーンでは会社における社内会議などは、ChatGPTが会議の話の進行役を担い、かつ議事録をまとめ要点などを抑えてまとめてくれます。また、会議で決まった事柄をTodoリストなどにまとめて、次の行動の指針にもしてくれることにもなると思います。
また、プライベートでも利用されるシーンがあります。合コンなどで幹事の一人として、全体の会話を進めることができます。かつ会話のアシストなんかも最適に行ってくれることになるでしょう。
ChatGPT-4が登場したことによる大手企業の影響
AIの進化によって、新しい競争が生まれてきています。GoogleもGPTの研究をしていますが、自社のビジネスモデルに影響が出ることを懸念して、公開に踏み切れずにおります。しかし、Microsoftなど他社は、GPTを実装することで業績を伸ばしています。そのため、新しいビジネスモデルが登場したり、ライフスタイルもガラリと一変する事になります。今後もAIの進化に注目していきましょう。
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